新年度を迎えて一人暮らしをスタートさせた女性も少なくないと思います。親元を離れて一人暮らしを始めたばかりの方はもちろん、一人暮らし歴の長い方も、ぜひ一度見直していただきたいのがご自分の防犯意識。
「私は絶対だいじょうぶ!」と思っている方でも、実は日常の片隅にうっかりミスがあるもの。ついつい起こしてしまった小さなミスが、気がついたら犯罪に発展してしまう……なんていう恐ろしいことも。
そんな事態を未然に防ぐためにも、もう一度自分のライフスタイルを見直し、改めて防犯対策をしてみてはいかがでしょうか?
窓からの侵入者を防ぐための窓用補助錠をつけている、室内用の防犯グッズを設置している、などの、何らかの防犯対策をしている女性はおよそ全体の4分の1ほど。約半分の女性が防犯対策に対して「何もしていない」という驚きのアンケート結果が出ました。
防犯対策は自分にとって必要不可欠なこととはわかっている上でも、いったい何をすればいいのかわからない……そんな女性が多くいらっしゃいます。
また、お金がかかる、面倒くさい、などの意見も多く見られました。必要性を感じながらも積極的な対策を行えない方が多くいらっしゃいます。
そのために、まず身近な防犯対策を行ってみるのはいかがでしょうか?
まずひとつめの対策は、生活パターンをルーチン化させないことです。例えばフルタイムで働いている方の場合、どうしても生活がワンパターン化してしまいがち。出勤時間や帰宅時間が一定化している住居は、もっとも泥棒が侵入しやすいのです。
泥棒は、盗みをはたらこうとする家を下見します。その際に「この時間の場合は絶対に家主が自宅にいない」と悟られてしまうと完全にアウト。
そのためには、自宅を出る時間や帰宅時間を少しずつ変えてみることです。どうしても難しい方の場合は、最近では自動で点灯するオート機能つきの照明がありますので、ぜひ付け替えてみるのはいかがでしょうか。
また、女性の一人暮らしには犯罪がつきものです。ベランダに下着を干しておくのは非常に危険ですので絶対にオススメできません!泥棒にとって「この部屋は女の一人暮らしだから楽だ」と思わせないように、女性らしさは極力表に見せないようにしましょう。例えばカーテンもあまり女性らしい花柄などのものは避け、ユニセックスでシンプルなものが効果的です。ぬいぐるみや小物などもあまり窓の外からは見られないように、工夫して配置しましょう。
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最近では、男性と同じくらいに女性も社会進出してきました。そのため、夜遅くまで残業をしている女性はもちろん、時には休日出勤まで……という女性も増えてきています。
夜遅くに帰宅する女性が増えているため、事件に巻き込まれてしまう女性も少なくありません。とくにこれから暖かくなってくると、女性が巻き込まれる犯罪は非常に増えてきます。
ここで、もう一度、防犯意識を見直し、対策を改めてみてはいかがでしょうか?
まず女性が巻き込まれやすい一番の犯罪は「性犯罪」。私には関係ないわ……と感じている方は要注意です!20代の女性の被害者が多い性犯罪ですが、最近では30代、40代の女性が巻き込まれるケースも増えてきています。
そして、こうした被害のピークとなる時間帯が、午後9時から午前2時までの間。ちょうど働く女性の帰宅時間と重なります。
こうした性犯罪加害者の多くが、事前にターゲットを決めているケースが非常に多いと言われています。街で見かけた女性に興味を持ち、あとをつけて行って……というケースもよくあるパターンです。
そこで対策としてぜひ行っていただきたいのが「行動をパターン化しない」ということ。帰宅時間を毎日同じ時間にしないことや、帰宅ルートに変化をつけることはもちろん、立ち寄るコンビニを数箇所に分散するという対策も非常に有効です。
また、最近よく見られる行動で非常に危険なのが、スマホ画面を見ながら帰宅するという行為です。
スマホに夢中になって歩いていると、周りの様子が気にならなくなってしまうので、仮に誰かにあとをつけられていても気づきにくいものです。
大音量で音楽を聴きながら帰宅するのも控えましょう。すぐそばに誰かがいても気づくことが難しくなってしまいます。
一人暮らしをしている女性は「少しやりすぎかな?」と思うくらいの防犯意識でちょうどよかったりします。
例えば、護身用グッズを持っている方は全体の約10%と言われています。とっさのことがあった場合に大声を出して助けを求めることのできる女性は非常に少ないです。まずは護身用のブザーを携帯することから始めてみてはいかがでしょうか?
夏が来るにつれて、少しずつ性犯罪が起こりやすくなってきます。女性は改めて未然に犯罪から逃れられるよう、ぜひ防犯意識を見直し、対策をしてみてください。「私はだいじょうぶ」と感じていてはいけませんよ!